ようこそ 〜浜学園、希学園などの塾依存から脱却した灘中合格のための学習法〜
ご閲覧いただき、ありがとうございます。ここでは、息子を灘中に合格させた経験に基づき、灘中など最難関中学受験を目指される方にご 参考となればと思います。
塾活用については是非がありますが、息子は浜学園と希学園の特訓講座を少し受けていたものの、直前期を除き、レギュラー生ではありま
せんでした(いわゆる特訓生です)。
塾活用を最小限にした理由としては、浜学園や希学園、日能研などの大手塾は相応の灘中合格者を輩出しますが、それは数多くのレギュラー生の中のほんのひ
と握りに過ぎず、同じ勉強をしていたのでは競争に勝ちにくい(抜け出しにくい)ため、独自性のある学習をしようと考えたためです。
(コツコツ塾のカリキュラムを完璧にこなせるならば結構なのですが、息子はそういうタイプでもありませんでしたので。)
このことは企業においても言え、厳しい経済環境の中、打ち勝っていくためには他社との差別化が不可欠であり、成功している企業は他社にはない独自性・ノ
ウハウを有しています。
したがって、本サイトでは、浜学園や希学園などの塾活用は最小限に、市販の参考書や問題集を中心に活用し、灘中をはじめとした最難関
中学に合格するための学習法について情報提供を行っていきたいと思います。
このような考え方をご理解いただき、閲覧していただければ幸いです。
灘中合格の鍵は先取り学習 〜他人とは違う独自性の発揮のために〜
我が家の灘中受験を振り返ってみても独学を主体とした先取り学習は正解だったと考えています。是非ともみなさんにも先取り学習をお勧めしたいと思います。 灘中上位合格者は浜学園等で“飛び級”している人が少なくなく、先取り学習し、入試問題演習期間をなるべく長期確保した方が有利となります。このことは、実際、灘校においても、高校の範囲を早期に終了させ、大学受験問題の演習期間を確保する指導方針をとっていることからも明らかです。
塾依存しないメリットは、自分のペース・レベルに合わせて先取り学習ができるところです。浜学園等の特訓講座で飛び級しつつ、なるべく早期に小学校の範
囲を終えることをお勧めします。
先取り学習を行うに当たって、息子の場合は、私が教える時間的制約がありましたので、ゴールフリー(小4まで)やSS-1(小5から)などの個別指導の
塾を週1回等利用し、分からないところの解消に努めていました。
灘中合格に向けた浜学園、希学園などの塾の利用法〜最小限の活用のために:特訓講座のみ飛び級
灘中合格に向けて、浜学園や希学園の灘中模試を利用することはもちろんのこと、公開テストは浜学園、希学園のどちらかを毎回受けるこ
とをお勧めします(飛び級するときは飛び級する学年のテストを受ける必要があります)。
浜学園、希学園それぞれのお勧め特訓講座を以下にご紹介します。あくまでも息子の受験時のものとご理解いただければ幸いです。
浜学園
灘中合格特訓
小5までは月1回の特訓講座ですが、内容は非常に素晴らしく、講義後、講義内容をもとにしたテストゼミが実施されるという実践的な講 座となっています。小4まではこの講座のみでも良いかもしれません。実際、息子もこの講座のみの受講で、後は個別指導の塾に通い、飛び級での先取り学習に 勤しんでいました。
毎回テーマが発表されるため(算数なら「速さ」など)、当該テーマの問題を市販の参考書・問題集から選んで演習していました。月1回 の講座ですが、良いペースメーカーとなりました。
また、本講座は受講資格制のため、受講資格を維持し続けることを目的に公開学力テストを受けていくことをお勧めします。ただ、浜学園 の公開学力テストはレギュラー生でない場合、理科で高得点をとることは至難の業ですので、算数と国語でレギュラー生以上の成績を取る必要があります。
小5講座までを飛び級で受講することが理想ですが、トップ合格を目指さない限り、そこまでしなくても良いのではないかと思います。
最高レベル特訓
算数:お勧め問題集でも挙げている『最上級問題集』もテキストのひとつとして使っており、計算問題も適切に練習できるためお勧めです。また、復習テストで良い点をとることを目的に受講していくことでペースメーカーとして活用できます。飛び級で小5で小6の講座を受講することをお勧めします。国語:講義Uの語句などの知識部分は良いですが、講義Tの読解部分は入試問題の寄せ集めであり、お勧め参考書・問題集で挙げた書籍をやっておいた方が効果的です。少し受講していましたが、読み方等もたいして教えてくれませんので。
理科:奇問も含まれており、甲陽中などを志望するならまだしも、灘中受験生にはあまり適していないと思います。希学園の「最高レベル演習」を受講した方が余程効果的です。もしくは、お勧め参考書・問題集で挙げた書籍をやっておいた方が良いです。飛び級で余裕のある小5までに受講しておくならば別ですが。
お勧めイベント
灘中入試練習は是非とも受講してください。過去の灘中オープンの焼き直しのテストですが、実戦練習及び実力把握に活用できますので、全て合格を目指して 頑張ってください。飛び級で小5から頑張って受講してください。お勧め教材
小6夏期講習を受講すると『3冠本』というテキストを購入することができます。このテキストには1日毎の適切な演習問題が集録されており、大変良い教材 でした。秋、冬にも3冠本の続編がでますので、併せて取り組んでください。どれかに取り組むならばもちろん夏期の3冠本がお勧めです。また、『撃て!&翔べ!』という国語のテキストも購入できますが、これが最高です。知識部分と韻文(詩・短歌・俳句)部分とに分かれており、灘中対策に 効果的な内容になっています。
こうした教材を入手するためにも夏期講習のみ受講しても良いかもしれません。
希学園
志望校別特訓 灘コース
月2回の講座ですが、内容は素晴らしく、ペースメーカーとして受講することをお勧めします。浜学園の「灘中合格特訓」と受講を迷うところですが、息子は 小6ではこちらを受講していました。実力テストが希学園のほうが良く、また、競争環境としては良かったと思います。灘クラブ特訓
月1回の講座で、小4、小5を対象としたものです。受講していないので詳細は分かりませんが、講師は良かったようです。1回受講資格を取得すれば良いの で、浜学園の「灘中合格特訓」の受講資格がない場合にはこちらを受講するのもひとつです。最高レベル特訓
算数:浜学園と同様、お勧め問題集でも挙げている『最上級問題集』を使用した講座となっています。浜学園と希学園のどちらを選択するかということになりますが、算数については浜学園の「最高レベル特訓」の方が良いかもしれません。また、希学園は浜学園より飛び級の基準が高いため、小5での受講は多少難しい面があります。理科:この講座は素晴らしいです。浜学園に通ってらっしゃる方も含めて、灘中受験生ならば是非とも受講をお勧めしたいと思います。テストは西大和などの入試問題を解くのですが、クラス内での競争環境があるため実践的で良く、なによりテキストが良かったです。浜学園の「最高レベル特訓」を受講するくらいならこちらの方が有効かと思います。